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測量とは
・測量とは
測量とは「器械を用い、物の高さ・深さ・長さ・ 広さ・距離を測り知ること。地表上の各点相互の位置を求め、ある部分の位置・形状・面積を測定し、かつこれらを図示する技術」の事(広辞苑)、と定義されています。
言い換えると、地球表面上の点の位置関係を決めるための技術・作業の総称であり、相対的な位置関係を数値や図で表現し、あるいはその測定資料をもとにして種々のデータ処理を行う一連の技術です。具体的には地図の作成、土地の位置・状態調査などを指します。
古くはエジプトから日本では伊能忠敬が北海道で初めて科学的な測量を行ったとされています。 |
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・外国における測量の始まり
歴史的な記録による測量の始まりはエジプトとされ、紀元前約2000年頃にさかのぼり、エジプトでは国内の土地の課税のための土地分割に使われたとされています。毎年起こるナイル河の洪水で、分割された土地の境界線が不明となり、王の命令により境界線の測量を行ったことが記録に残されています。
こうした測量技術は、ローマに引き継がれ、フロンティウスによって種々の測量器具が考案され、続いてギリシャ、ローマの測量技術はアラビア人によって継承されました。
16世紀に入り、アラビア人によるコンパスの発明、17世紀前半、オランダ人のユネリウスにより1617年に三角測量の理論が発表され、1731年にはフランス人のピエバーニヤによるバーニヤの考案により測量技術は著しく工場しました。ドイツ人のガウスが1795年に発表した最小二乗法の誤差論により、測量の誤差が理論的に処理できるようになりました。この間、精密な角度測定器であるトランシットが18世紀に作られ、測量は精密測定の分野へ発展しました。
1950年代にアメリカで計算機が測量に利用され、1960年代広範に電磁波測距儀の出現により三角測量から三辺測量に変化しました。とくに、1972年に打ち上げられた人工衛星(ランドサット)による宇宙からの地球的規模での測量が可能となりました。 |
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・日本における測量の始まり
日本における土地測量の始まりは、聖徳太子(574~622年)の土地面積の基準制定が初めとされています。その後中国との交易が始まり、唐の進歩した測量技術が導入され、大化の改新(645年)の班授に関して使用されました。当時、行基(668~749年)は日本全国を布教し、彼が作ったと伝えられる「海道図(行基図)」は日本最古の地図とされています。
その後、大規模な測量としては、豊臣秀吉による太閤検地(1590年代)があります。これは戦国時代の戦乱により乱れた諸国の農地を統一するために行った物です。さらに江戸時代になり明暦3年(1657年)には「正保古国絵図」が完成しました。
わが国の測量の歴史のなかでは、伊能忠敬(1745~1818年)が幕府の命令により、1800~1818年の18年間を費やして、「大日本沿海実測図」を完成させたことが有名です。この測量は、磁石による道線法と天体測量を組み合わせて行ったものです。
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伊能図
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明治時代からは欧米文化が導入され、新しい測量技術が発展しました。明治元年(1868年)新政府に民部省・兵部省・工部省が設置され、それぞれの部省で測量がおこなわれました。
その後、陸軍の陸地測量部が測量を担当し、明治25年(1892年)以来34年を費やして、大正14年(1925年)に、1/5万基本図(地形図)が完成されました。第2次大戦後、陸海軍の解体に伴い、測量は建設省地理調査所(昭和35年に国土地理院に改称)に引き継がれ現在に至っています。国土地理院は、戦後、1/2万5千基本図の作成を計画し、昭和52年度に全国を完成させています。現在、1/5万地形図は1/2万5千基本図を編集して作られています。
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